せたがや訪問看護ステーションでは、あらゆる年齢、疾患の方に訪問しています。
とりわけ、ターミナル期の方と小児への訪問は当ステーションの大きな特長です。

難病・がん末期・小児といった介護保険の対象とならないご利用者様は医療保険適用となります。当ステーションは医療保険のご利用者様が多く、訪問件数比率は、医療:介護が約5:5です。

また、ご利用者様の約2割は小児のご利用者様です。

※一般的なステーションでは加齢に伴う疾病のご利用者様が多いため、介護保険の訪問が多数を占めます。

 

 


 

ターミナル期の方の訪問では
こんなケア・工夫をします

●定期的にお体の状態をみていきます。
■脈の触れ方、手足の温かさ、息の仕方などからお体の状態を判断します。
■お体の状態に合わせて適切で安全に薬が使用されているか観察します。
■お体の状態によっては薬の作用が強く出ることがありますので、予測される変化をその都度お知らせし対応します。

●日々の生活が安楽に過ごせるようにお手伝いします。
■床ずれができないように、定期的に体の位置やマットを工夫していきます。
■状態に合わせてお体を拭いたり髪や手足をきれいにします。
■お腹の張り具合などをみながら排便の調節をします。

●ご家族の心配事が少なく、ご希望がかなえられるようにお手伝いします。
■ご家族の心配事・ご希望をその都度お伺いします。

 

 

小児の訪問ではこんなケア・工夫をします

■高齢者にも増して体調の変動が大きいお子様の訪問では、顔色や機嫌を観察したり、体温や脈の触れ方、息の仕方、また胸の音を聞くといったバイタルサインの変化をきめ細かく観察することによりお体の状態をみていきます。

■ご家族の体力的・心理的負担が大きいお子様のケアでは、訪問時はもちろん、電話等によってもご家族のご相談に乗ります。ご家族のお気持ちに最大限寄り沿う看護を行なっていきます。

■医療機器を装着しているお子様の訪問では、機器の操作手順や管理に間違いがないよう、手順書を作成したり、時によっては、iPadで撮影したお手本を複数の担当者が情報共有することもあります。

■お子様それぞれの成長発達に応じて、リハビリメニューを組み立てます。ご家族のご要望も聞きながら、有効且つ無理のないリハビリを実施していきます。

■ひとつの訪問看護ステーションで解決できない事柄は、保健師や医療機関、受け持つ複数のステーションが集まり、解決に向けて話し合いの機会を持ちます。

 

 

 

illustration by Yukiko H.


 

 

●世田谷区の重症心身障害児(者)在宅レスパイト事業を受託しています。


重症心身障害児(者)のご自宅に看護師がお伺いし、ご家族に代わり必要な医療的ケアと療養上のお世話(食事介助、排泄介助、体位交換等)を提供します。

利用は月2回以内、時間は2時間・3時間・4時間です。

通常の医療保険での訪問看護と連続して利用することも可能です。


※事業の詳細については世田谷区にお問い合わせください。



 

 

スタッフはいろいろな年代の看護師がいます。

訪問看護歴20年超のベテランから、訪問看護を志して当ステーションに入社した若手まで。

小児専門病院に勤務していた看護師も複数在籍します。